【聖書通読】イザヤ書第15回:14章全部(1~32)

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通読範囲

イザヤ書14章(1~32)

アウトライン(『旧約ライフスタディ:イザヤ書(1)第12編より)

第13章に引き続き本章は、諸国民に対するエホバの裁きは、サタンが諸国民と一であることを明らかに示し、エホバの主権が諸国民を支配することを示します。そして、エホバの裁きのもう一つの結果は、彼の愛するイスラエルを復興し、確立する事です。本章で、エホバはヤコブに深く同情し、再びイスラエルを選んで、彼らを自分たちの地に定住させ、彼らを痛みと混乱から、また奴隷としての過酷な労役から解いて、安息を与えられます。

交わった節:1

イザヤ書14章12-14節(回復訳旧約聖書)

暁の星、夜明けの子よ、おまえは天から落ちてしまった!諸国民を打ち倒した者よ、おまえは地に切り倒されてしまった!おまえは心の中で言った、『わたしは天に昇ろう。わたしは神の星の上に、わたしの座を高く上げよう。わたしは北の果てにある集会の山に座ろう。わたしは雲の高い所の上に昇ろう。わたしはいと高き方のようになろう』。

 

解説

「暁の星」をラテン語ウルガタは、ルシファーと訳しています。これはサタンを指しており、暁の星、夜明けの子として、宇宙の「夜明け」に神によって創造された最も初期の天使のひとりでした。彼は神によって全ての天使のかしらとして定められ、後ほど神に反逆して、神の敵サタンとなりました。ルシファー、すなわちサタンは彼の反逆のゆえに、神によって裁かれました。
12節から15節で、イザヤはルシファーをバビロンの王ネブカデネザルと一体化しており、こうしてネブカデネザルをサタンの象徴、サタンと一である者と考えました。これは、諸国民の背後にサタンの暗闇の王国があり、サタンが諸国民の支配者と一であることを明らかに示します。
神に対するサタンの反逆は、13節から14節とエゼキエル書第28章15節から18節に啓示されています。サタンの心は自分の美しさのゆえに持ち上げられ、彼は自分の輝きのために知恵を腐敗させました。サタンは傲慢にも五回。「わたしは ……」と宣言し、彼の反逆の意図が、神の権威を覆し、自分を高く上げて神と等しくなることであることを示しました。地位に対するサタンの野心は、聖書に記録されている全ての反逆の動機となりました(創11:4. 民12:1-2. 16:1-3. サムエル下15:10-12など)。サタンは反逆のゆえに、神の仇、神の敵となりました(回復訳旧約聖書 イザヤ書14章12&13節フットノート1)。

 

 

ディスカッション

  1. ルシファー、サタンはなぜ神によって裁かれたのでしょうか?
  2. サタンは今、どこにいますか?

2020年9月9日の交わりを終えて

サタンは今、どこにいるのでしょうか?「わたしは ……」と五回も宣言したサタンですが、私たちもサタンと同じ態度を神に対して取っていることに気がつくのではないでしょうか?私たちは、神を脇に置き、自分を第一にしようとし、自分の益をまず第一に顧みます。これは、エバが蛇(サタン)にそそのかされて「善悪知識の木」から実を取って食べたことに端を発しています。この時に、人の中に罪、サタンが入り、人は堕落しました(創 第3章)。サタンが私たちの中に入り、私たちの中で活発に働いているので、私たちは善を行おうとしても、善を行い出すことができない者となってしまいました(ローマ第7章)。ですが、今、私たちには救いがあります。主イエスが私たちの罪を贖ってくださり、私たちはこの堕落した状態から「命」へと行くことができるようになりました(ローマ第8章)。まだ、私たちの内側にはサタンがいますが、「おお、主イエスよ!」と主の御名を呼び求める時に、サタンは逃げ去ります。私たちが、自分に信頼し、サタンの支配下にとどまるのではなく、主の御名を呼んで、光の道を歩むことができますように!

 

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