【ダイジェスト版】人生の奥義シリーズ

【ダイジェスト版】人生の奥義シリーズ

この記事は、「人生の奥義」すなわち、「人生の目的」「生きる意味」を提示します。人生の奥義シリーズは全部で三記事の構成になります。このダイジェスト版は、それらすべてを簡潔にまとめた内容になります。

人生の奥義シリーズ:全三部作

第1部:人生の目的 ー 何のために生きているのか?
第2部:人の堕落 ー なぜ人は神から離れてしまったのか?
第3部:キリストの救い ー どうすれば神を受け入れられるのか?

📖 その奥義は、啓示によってわたしに知らされました。エペソ人への手紙 3章3節

Ⅰ. 人生の目的 ― なぜ生きているのか?

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人は何のために生まれたのでしょうか。人生の目的は何でしょうか。

  • 仕事を頑張っても、何のためにやっているのか分からなくなる
  • 夢を叶えても、「次は何をすればいい?」とむなしさを感じる
  • 幸せになるために努力しているのに、本当に満たされているのか分からない

こうした悩みは、すべての人が共通して抱える問題 です。

A. なぜ、お金や成功では満たされないのか?

多くの人は、「お金」「成功」「楽しみ」が人生の目的だと考えますが、それらを手に入れた人が、必ずしも満たされているわけではありません。

なぜなら

  • 大金持ちでも、人生にむなしさを感じる人がいる
  • 成功した人が、達成感よりも空虚感の方が強かったと語ることがある
  • 快楽を追い求めても、一時的な満足しか得られない

なぜでしょうか?それは、人間が本来持つ「もっと深い渇き」を満たすものではないからです。では、人間の生きるの目的とは何でしょうか?


これを理解するためには、人がどのように創造され、どのような目的をもって造られたのかを知る必要があります。聖書は人の創造について語ります。ですから、聖書を理解することによって人生の意義を知ることができます。

Ⅱ. 人生の目的 ― 神が人を造られた理由

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📖 「神は言われた、『われわれのかたちに、われわれの姿にしたがって、人を造ろう』」創世記 1:26 前半

聖書は、「人は神のかたちに造られた」(創世記 1:26)と語っています。つまり、人は偶然に存在しているのではなく、神によって意図的に造られた のです。神は人をご自身のかたちに造られました。手袋は手のかたちに作られます。それは手を入れるためです。同じように、人が神のかたちに造られたのは、神を入れるためです。人は「神を入れる器」として造られました。ですから、神以外のもので人を満足させることはできません。

人は、目に見える体だけでなく、心(考えや感情)や、さらに深い部分である「魂」と「霊」を持っています。その中で「霊」は、人が本当の意味で満たされるためにとても重要な部分です。ちょうどラジオが電波を受信するための機能を持っているように、人の霊は、目に見えないけれども確かに存在する「神」とつながるためのものです。神が人の内側に入り、心の奥深くで人とともにいることで、人は本当の満足を得ることができます。これこそ、人が生まれ、生きる本当の意味なのです。

あなたが生きている目的は、神を受け入れ、神と共に生きること です。しかし、ほとんどの人はこの目的を知りません。なぜでしょうか?それは、人間が 「神から離れてしまった」 からです。

Ⅲ. 人の堕落 ー なぜ人は神を知らないのか?

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あなたは、

✔ 良い人でいたいのに、自己中心的な思いを捨てられない
✔ 人を赦したいのに、恨みの心が消えない
✔ 正しく生きたいのに、誘惑に負けてしまう

善いことをしたいのに、思うようにできずに葛藤したことはありませんか? それは、人にはもともと善を求める心があるにもかかわらず、罪が入り込んだことで神から離れてしまったからです。

📖 わたしは自分の欲する善を行わず、かえって自分が欲していない悪を実行しています。もしわたしが欲していないことを行うなら、それを行いだすのはもはやわたしではなく、わたしの中に住んでいる罪です。ローマ人への手紙 7章19-20節

罪とは、単なる悪い行いではなく、人の内側に入り込んだ「悪の力」 です。この罪によってわたしたちは善を行うことはできません。またこの罪によって人の中に死が入り込みました。

📖 こういうわけで、一人の人を通して罪がこの世に入り、そして罪を通して死が入ったように、すべての人が罪を犯したために、死がすべての人に及びました。ローマ人への手紙 5章12節

「死」とは、神から離れることであり、神との交わりが断絶されることです。罪は神から人を遠ざけ、これによりわたしたちは何をしても満たされることがありません。罪が人の中に入り、その結果、神から離れたことが、何をしても満たされない真の原因です。

では、どうすればこの問題を解決できるのでしょうか?

Ⅳ. 解決の道 ― キリストが罪の問題を解決された

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人間の罪の問題を解決するために、神は御子イエス・キリスト をわたしたちのためにこの世に送られました。

📖 神はそのひとり子を賜ったほどに、世の人を愛された。それは、彼の中へと信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を持つためである。ヨハネによる福音書 3章16節

キリストは、あなたの罪をすべて背負い、十字架で死なれました。

📖 神は罪を知らなかった方を、わたしたちに代わって罪とされました。それは、わたしたちが彼の中で神の義となるためです。コリント人への第二の手紙 5章21節

キリストの十字架の死は、あなたの罪を背負った身代わりの死でした。しかし、それだけではありません。キリストは死から復活されました。

📖 このイエスを、神は復活させました。わたしたちはみな、そのことの証し人です。使徒行伝 2章32節

キリストは、死と罪の力を打ち破り、復活されました。これは、死が終わりではないことの確かな証拠であり、私たちに復活の命を分け与えるためです。主イエス・キリストは死人の中から復活し、『命を与える霊』となられました。今や、この『命を与える霊』であるキリストは、人の内に入ることができます。もしキリストを受け入れるなら、その人は永遠の命を持ち、神がその霊の中に住まわれることで、喜びに満ちた人生を歩むことができるのです。

Ⅴ. どうすればキリストを受け入れられるのか?

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では、どのようにすればキリストを受け入れ、神との関係を回復することができるのでしょうか?

A. キリストを受け入れるための4つのステップ

キリストはすでにあなたの罪のために身代わりの死を成し遂げられ、復活されました。あとは、あなたがそれを 「自分のものとして受け取る」 だけです。

📖 すなわち、あなたが自分の口で、イエスは主であると告白し、自分の心で、神は死人の中から復活させたと信じるなら、あなたは救われます。ローマ人への手紙 10章9節

では、キリストを受け入れるために 必要な4つのステップ を見ていきましょう。

① 悔い改め神に心の向きを変える

📖 この時からイエスは宣べ伝え始めて言われた、「悔い改めよ、天の王国は近づいたからだ」マタイによる福音書 4章17節

「悔い改め」 とは、単に過去のあやまちや罪を後悔することではありません。また、「良い行いをしよう」と決心してやり直すことでもありません。悔い改めとは、「思いの向きを変える」こと です。以前あなたは神に背いている人でした。あなたの思いが神に背いていたのです。

🔹 今まで:自分中心の人生を生き、神なしで生きてきた。
🔹 これから:神に向き直り、神のもとに戻るために心の向きを変える。

たとえば、もしあなたが間違った方向に歩いていたら、まずは進行方向を変える必要があります。同じように、人生の進む方向を 神に向き直すことが悔い改めです。

② 信じる ― キリストを受け入れる

📖 「それは、彼の中へと信じる者がすべて、永遠の命を持つためである」。 ヨハネによる福音書 3章15節

「信じる」とは、うなずくことでも、同意することでも、知識として理解することでもありません。信じることは 「受け入れること」 です。

たとえば、誰かがあなたに腕時計をプレゼントするとします。それを 「素敵ですね!」 と言っても、それだけでは十分ではありません。その腕時計を 実際に受け取る 必要があります。キリストも同じです。彼はすでにあなたのために死に、復活し、救いを用意してくださいました。でも、それを あなた自身のものとして受け取る ことが必要です。

③ 呼び求める 口で告白する

📖 なぜなら、「主の御名を呼び求める者はすべて救われる」からです。ローマ人への手紙 10章13節

神は 「主の御名を呼び求める」こと を求めています。例えば、 結婚も「心の中で好き」と思っているだけでは成立しません。実際に 「結婚します」と告白することで、関係が確定します。キリストとの関係も同じです。

心でキリストが自分の罪のために死に、復活したことを信じ、イエスが主であると口で言い表すなら、あなたは救われます。

呼び求める方法はとても簡単です。「主イエスよ!」と声を出して呼び求めてください。ただこれだけです。8回ほど主を呼び求め、あなたの内側の深い部分に変化を感じるでしょう。

④ バプテスマされる ― 証しする

📖 信じてバプテスマされる者は救われる。しかし、信じない者は罪に定められる。マルコによる福音書 16章16節

バプテスマとは、「キリストを受け入れた」ことの公に証しすることです。バプテスマは、単なる儀式ではなく、神の王国に入るための重要なステップ です。

📖 イエスは答えられた「まことに、まことに、わたしはあなたに言う。人は水と霊から生まれなければ、神の王国に入ることはできない。」ヨハネによる福音書 3章5節

バプテスマを受けることで、あなたはサタンの国から、神の王国へと移されます。バプテスマは自分一人では出来ませんので、あなたがキリストを受け入れたのであれば、クリスチャンにバプテスマしてほしいことを伝えれば良いでしょう。

Ⅵ. 祈ってみてください!

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あなたが「キリストを受け入れたい」と思うなら、今、心を開いてこの祈りをしてみてください。

「主イエスよ!わたしは罪人です。わたしはあなたが必要です。わたしの罪のために死んでくださり、復活してくださって感謝します。今、わたしはあなたをわたしの救い主として受け入れます。わたしの霊の中に入ってきて、わたしを新しくしてください。主イエスの御名によって祈ります。 アーメン!」

Ⅶ. キリストを受け入れたら、次に何をすればいいのか?

あなたがキリストを受け入れたなら、ここからが新しい人生の始まり です。

神との関係をさらに深めるために、以下のことを実行してみてください。

聖書を読む(神の言葉を知る)
祈る(神と交わる)
クリスチャンと交わる(共に成長する)
集会に参加する(主を礼拝する)

わたしたちはあなたを神の家族として歓迎します。主があなたを導いてくださいますように。

人生の奥義シリーズ:全三部作

第1部:人生の目的 ー 何のために生きているのか?
第2部:人の堕落 ー なぜ人は神から離れてしまったのか?
第3部:キリストの救い ー どうすれば神を受け入れられるのか?

【人気No1】教科書には載らない教会歴史 – 神が回復し続けているもの –

【人気No1】教科書には載らない教会歴史 – 神が回復し続けているもの –

「キリストの教会歴史を知りたい」と思ったあなたへ。

キリスト教会の歴史を学ぶとき、多くの人は「ローマ・カトリックの成立」「宗教改革」「近代のプロテスタント教会の発展」といった出来事を思い浮かべるでしょう。しかし、それらの出来事の背後には、もっと深い霊的な視点 があります。この深い霊的な視点こそ、「教科書には載らない教会歴史」です。「教科書には載らない教会歴史」、すなわち、真の教会の歴史とは、単なる組織や宗派の変遷ではなく、神がご自身の働きを回復し続けている歴史なのです。この神による回復の働きをわたしたちは、そのまま「主の回復」「神の回復」と読んでいます。

Ⅰ. なぜ「回復」が必要なのか?

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「回復」という言葉は、失われたものを取り戻し、元の正常な状態に戻すことを意味します。では、キリストの教会において、何が失われたのでしょうか?それは、神が本来望まれた教会の姿 です。

初代教会は、ペンテコステの日に聖霊によって生み出され、キリストのからだとして機能していました。しかし、歴史が進むにつれて、異なる教えや人間的な要素が教会の中に入り込み、教会は徐々に神の本来の意図から逸れていきました。権力、伝統、組織化……。こうして教会は、外面的には繁栄しているように見えても、神の御心からは遠ざかってしまった のです。この神が本来望まれた教会の姿から逸脱することを「堕落」と言います。ですから、2000年の教会の歴史とは「教会の堕落の歴史」と言うことができます。

Ⅱ. 神の回復の働き

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しかし、神は教会をこのままにはされませんでした。2000年に及ぶ教会歴史を学ぶなら、その歴史は「堕落の歴史」であるだけなく、「回復の歴史」でもあることを見ることができます。ある時代には個人を、ある時代にはグループを用いて、少しずつ失われたものを回復 してこられました。

16世紀にはマルチン・ルターを用いて、「信仰による義認」を回復しました。17〜18世紀においては、ヨーロッパで主を愛する聖徒たちによって、「内なる命の経験」「個人的な霊的生活」が回復されました。19世紀にはブラザレンの聖徒たちにより、宗派や組織を離れ、キリストにある信者が一つに集まること、また、正常な教会生活の開始を持ちました。20世紀では、中国において、「キリストのからだとしての教会生活の実行」を回復しました。これらは、神の回復の働きです。

  • 16世紀の宗教改革 ― 聖書の権威と「信仰による義認」を回復
  • 17〜18世紀の敬虔主義・メソジスト運動 ― 「内なる命の経験」「個人的な霊的生活」の回復
  • 19世紀のブラザレン運動 ― 「教会の一と聖書の真理」の回復
  • 20世紀以降の主の回復 ― 「キリストのからだとしての正常な教会生活」の回復

こうして、神は時代ごとに、御心にかなう真理と実行を回復されてきました。

Ⅲ. 今の教会はどうなのか?

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この歴史を振り返ると、ある問いが生まれます。

もし神が歴史を通して回復の働きを進めてこられたのなら、今の私たちはどこにいるのか?

あなたが今所属している教会は、神が回復されてきた真理のどこに立っているでしょうか? かつての堕落した教会のように、知らぬ間に人間的な伝統や組織の影響を受け、神の御心から逸れてはいないでしょうか?

それ以上に、あなたは本当に神の御心にしたがって歩んでいるのでしょうか?

教会の歴史は、単なる過去の話ではありません。それは今も続いている神の働きであり、わたしたちはその歴史の中に生きているのです。これが 「教科書に載らない教会歴史」 です。

Ⅳ. どうすればいいのか?

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もし、あなたが自分を義とせず、「私は本当に神の御心にしたがって歩んでいるのだろうか?」と問いかけるなら、あなたは神が今まさに行われている働きを知る必要があります。そして、その働き――すなわち主の回復の働き を知るためには、「まず、真の教会の歴史を知る」 必要があります。

多くのクリスチャンは、キリスト教の歴史を「宗派の発展の流れ」としてしか見ていません。しかし、本当の教会の歴史とは、神が堕落した教会をどのように回復してこられたのか という視点から見るべきものです。そして重要なのは、神は過去だけでなく、今もその回復の働きを続けておられる ということです。

Ⅴ. 次の記事へ――主の回復の歴史をたどる

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では、「神はどのように教会を回復してこられたのか?」そして、「神が今しておられる働きとは何なのか?」

次の記事では、この視点から教会の歴史を詳しく見ていきます。あなたが今どこにいるのか、そして神がどこへ導いておられるのかを知るために、共に神の回復の歴史をたどっていきましょう。

この「教科書には載らない教会歴史」は全10の記事で構成されています。教会が誕生した2000年前に遡り、時代を経てどのように神が回復の働きをおこなわれてきたのかを見ていきます。是非、PART 1から順番にご覧ください。

【全10記事】教科書には載らない教会歴史

【PART1】主の回復の出発点(1世紀〜4世紀)

【PART2】教会の堕落(5世紀〜15世紀)

【PART3】マルチン・ルターと宗教改革(16世紀)

【PART4】内なる命の経験の回復(17世紀)

【PART5】モラビア兄弟団による教会生活の開始(18世紀)

【PART6】ブラザレンによる回復された教会生活(19世紀)

【PART7】英国、南米、米国における主の回復(20世紀)

【PART8】中国における主の回復の開始(20世紀)

【ダイジェスト版】教科書には載らない教会歴史

隠されてきた真の教会歴史 – 主の回復とは?-

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